アップハンドル取付

 

前傾姿勢にもかなり慣れてきたんですが、やっぱり楽な方がいいと思い、思い切ってアップハンドルにしました。

どうやったか書いていきますね。

用意したものは

Nプロジェクト製のトップブリッジ

・HARDYのロードバー(LOWタイプ)

・ステンメッシュのブレーキホース(プロト製のZZ-R1200用の5cmロング)

・同じくHARDYのバーエンド

それでは早速作業開始。

まずメーター周りのインナーカウルをはずし、ハンドル周りをばらしていきます。

ここで問題が・・・。ハンドルのバーエンド、プラスのネジで留まっているんですがこれが地獄のように固い

ご丁寧にネジ留め剤で留めてあって、インパクトドライバーか六角レンチをかませれるドライバーが必要です。


バーエンドのプラスのネジが固い!

右側はブレーキホースの交換があるのでハンドルをばらす前にブレーキ液を全部抜いてしまいます。

(ブレーキ液が塗装してあるとこにつかないようにね、塗装はがれちゃうよ)

左側はチョークのレバーを紛失しないように気をつけてね

(カウルの中に落ちると探すの大変)

左のグリップは少し接着剤がついてますがグリップを少しめくってコンプレッサーで空気を送って膨らませてやれば割りと楽に抜けるよ。

ハンドルがはずせたら今度はトップブリッジを引き抜きます。

キーシリンダーをトップブリッジからはずすんだけど、写真のようにネジの頭はツンツルテン・・・・。

 

しょうがないので、ドリルで頭に穴あけて、頭の部分を強引にとります。

ドリル使うときはトップブリッジをさかさまにフォークに刺すとしっかり固定できてやりやすいです。

3mmくらいのドリルで真ん中を開けていくとネジの部分と頭の部分の縁が切れます。

(この時、ワッシャーが生き残ってたら取って置いてね。あとでキーシリンダーとめるのに使います)

キーシリンダーが取れればトップブリッジが完全にはずれます。

この時に、完全にハンドル回りがなくなってすっきりするのでカウルの中に手を突っ込むような作業はやっておいた方がいいでしょう。

特にブレーキホースは左右のキャリパーにホースを分岐させる三つ又?が整流板と一緒にボルト2本で固定してあるので今のうちにやっておいた方が楽です。

三つ又をとってしまうと整流板を留めている金具も取れてしまうのですが、Nprojectのトップブリッジにはここのボルトも付属してました。(元のボルトでは三つ又分長すぎちゃうからね)

ついでに新しいブレーキホースも通しておきましょう。


真ん中に見える二つのネジ穴が整流板を固定する金具を固定するネジ穴。

この金具はスピードメーターケーブルを通すガイドもついてるので左側の ブレーキホースは一緒にここを通すといいでしょう。

ブレーキホースをとおしたらいよいよハンドルの取付。

トップブリッジにキーシリンダーとハンドルブラケットをネジ止めするんですがこのネジが緩んでも後から締めるの大変だからしっかりと。

トップブリッジを取り付けるときはフォークに傷がつかないようにまっすぐ差し込んでね。


バラバラにしたパーツたち。余った純正パーツはヤフオク行きか?

ここで問題発生・・・ステムナット(真ん中の大きいナットね)は注文しなかったんですが、純正を流用したら えらく不細工に・・・。(店長の言うこと聞いときゃよかった(笑))

まあ機能的に問題があるわけじゃないので純正ステムナットで気にせず締める・・・やっぱりちょっとぶちゃいく。

ハンドルバーを取り付けて、ポジションを調節して、各ワイヤー類が無理なく届くか確認。

取り回しの変更の必要が書いてあったチョークワイヤーは問題なし、クラッチケーブルも問題なし、ブレーキは延長したから問題なし、スロットルは・・・・届かない。

うぎゃー!

まいった・・・。スロットルケーブルの取り回しの変更するためにはガソリンタンクはずさなきゃ・・・。

まだ買ってからタンクはずしたことないから少し不安。

初めてベッドに入ったチェリーボーイの様にどこから脱がす・・・もといはずすか悩みながらなんとかはずす・・・。

はずすとスロットルケーブルはエアクリーナーの下・・・。

エアクリーナーはD型とまったく一緒なのでばらし方はD型乗りに聞きましょう。

スロットルケーブルはフレームの左の穴から前に出てるんですが、これを右の穴から通しなおします。

この時にスロットルを一度組んでみて、スムーズにスロットルが回るか確認しながらエアクリーナーを組み付けます。

後でまたエアクリーナーを分解するのでは大変なので、ケーブルの取り回しに注意して滑らかにアクセルが回せるように注意してね。


右の穴から通しなおしたスロットルケーブル

ここまでくればあと少し。左右のスイッチは裏にボッチがついてて、ハンドルバーの穴にはめるようになってるのでバーハンドルにドリルで穴を開けます。

この時、右側のスイッチは走行中はあまり操作することがないと思うのでわざと少し上に向けてつけるのも手だと思います。

なぜなら普通に取り付けるとスロットルケーブルとブレーキホースが干渉してブレーキレバーをあまり下向きにできないからです。このあたりは現物あわせで慎重に位置を決めてね。

ドリルで穴開けるときの位置決めはボッチの部分に少しペンキをつけて仮に組み付けるとペンキが穴あけ位置に残るのでそこを目安にしてあければいいと思います。ドリルの径は5.5mmでいいです。(最初は細いドリルで開けたほうが失敗ないかもね)

穴あけが済めば終わったも同然。あとは左のグリップをばらす時と同じでコンプレッサーで空気を入れながら差し込んで、左右のスイッチを取り付け、スロットルを組んで、ブレーキにブレーキオイルを入れれば完成です。


これが・・・


こうなりました。

 

 
ハンドルの位置がだいぶ変わったのがわかるかな?

組み終わった後に試乗したんですけど、ブレーキホースがカウル内に当たってブレーキ時に音が出てました。
タイラップでブレーキホースをフォークに固定したら直りました。

乗っての感想ですがすごく普通のネイキッドのような感じになりました。

変な振動等も特にありません。乗りにくさも特に。

ただスポーツツアラーに乗ってるっていう実感は薄くなりましたね。

風も肩によく当たるようになりました。

やるなら春になってからの方が寒くなくていいかもしれませんね。

後日、アントライオンのステムナットを取り付けしました。

(ZZ-R1100のD型用でいいよ)